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MFJ cubは2007年10月、「ARRL's Low Power Communication」(19.95ドル)と共にARRLのWEBサイトから購入しました。注文から1ヶ月後に書籍が届き、MFJ cubは船便にて1月8日に送られてきました。翌日には組み立てを終えて。すぐに受信を試みるとW6、JTなどが聞こえました。CWオフセットの600Hzの調整はパソコンのソフトウェアで行い、送受信の周波数がずれないように調整しました。


MFJ cub Transceiver Kitは99.95ドルで、ICとトランジスタが実装済みの基板に加えて、コンデンサー・抵抗・コイル・水晶振動子・ボリューム・チョーク・ケース、これに組み立てマニュアルを含みます。cubはクマやライオンの子を指ようで、可愛いという意味から「小さくてかわいいトランシーバー」となります。


VFOの調整は周波数カウンター(MFJ-259B)によりに7,000kHz〜7,060kHzが送受信できるようになりました。実は部品の取り違いをして (R14 500ΩとR4 10kΩ)、周波数レンジが取れないのでおかしいことに気づきました。VFOを4.940-5.000MHzに合わせて調整を終了しました。感度も良好でCWが良く聞こえます。VFOがスチコン(スチール・コンデンサー)を使って温度補正をしていますが、所詮LC発信器なので安定度はよくありません。室温18〜23℃でLC発信器が600Hz程度の変化でした。


40m cubトランシーバーは調整を終えて送受信共に快調に動作しています。出力電力は最大2.2W、最小0.5Wまで絞れます。測定はDAIMONDのSX-9000+ダミーロードによります。なお、CWオフセットの調整法はマニュアルのp.37によりますが、アイコムのWebサイト週刊BEACON「Onlineとーきんぐ」No.91「Cub QRP CWトランシーバー・キットを組み立てる」を参照ください。組み立ての感想として、キットの再現性が高く何方が作っても同じように作れるので完成度が高いキットとしてお勧めですが、残念ながらこのキットの頒布は終了していて入手困難のようです。


(JA1FUY/NV1) 2023/05/17





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51MHz FMから始めたモービル運用は次第にHF帯SSBモードへと移り、トリオTS-801(終段S2001、出力10W)を購入、HF帯モービルハムに目覚めました。ノイズブランカーを内蔵し、DC-DCコンバーターの装備があり車載できたのが購入動機になりました。以降、ヤエスFT-101やFT-75、日本電業のLiner10、15にも興味を持ちました。


特筆したいのはユニデンの輸出用SSB機を手に入れて、グループの仲間と共に28MHz帯SSBトランシーバーに改造したことです。28.480MHzを呼び出し周波数に、約20人余と共に運用を楽しみました。通常は西東京エリアを中心に仲間内の交信でしたが、車載アンテナの指向性や利得の測定を大々的に行い、効率の良いアンテナ作りを競いました。


28,480MHzの仲間はDX交信に楽しみを広げハイバンドの虜になる中、28.640MHzのモービルハム・グループの活動を知るようになり、次第に双方の交流の輪が広がりました。通称640(ろくよんマル)はJH1QIB山野さん(SK)やJA1BU小野さん(SK)、JA1JJV小栗さんら640愛好家が年に一度一泊二日のミーティングを開き、参加者がジャンクを持ち寄りオークションを開き、モービルFOXハンティングで親睦を深めました。


あるとき、山中湖の簡保保養所所にてミーティングを開き、モービルFOXハンティングでJA1FUYが一位となる異変が起きました。しかしながらそれ以降、入賞の機会は巡って来ませんでした。その原因は仲間の探索技術が著しく向上したことによります。この頃、コンディションの良さも華を添えました。640ファンのVK1ARA荒さんがオーストラリアの首都キャンベラからオンエアされて、RS59で交信できたのも大きな楽しみでした。


世紀が変わる頃、28.640モービルハム・グループにも高齢化の波が押し寄せてきてグループの解散がJA1BU小野さんから発せられました。その後も交友の輪が続きましたが、2010年6月12日、「解散10年目特別ミーティング」がJA1BU、JA1JJV、JH1SPYの幹事により静岡県富士宮市田貫湖の施設において約30名による盛大なミーティングが開かれ絆を確認しました。この時の記念写真を掲げておきます。

(JA1FUY/NV1J) 2023/05/01





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1966年、車載無線機は真空管からトランジスタ方式へと移った頃、JMHC東京のJA1AQA渋谷氏が51MHz帯FMトランシーバーのキットを開発しました。 この頃、第1回JMHC全国大会(昭和41年(1966)8月20日、蒲郡)があり、この基板を会場へ持ち込み欲しい人を募ったところ多数の注文が集まりました。


これらキットの組み立ては市島徳一さん(JA1GNQ)*、渋谷昇三さん(JA1AQA/JA1FFY)*らが夜を徹して組み立て完成品を近藤栄一氏 (JA1AOU)*が配送していました。JMHCによるキットの頒布は基板のみと基板+パーツキットの2種類がありました。*故人


私は友人の村上昭さん(ex JA1DOU)*から基板+パーツキットを手に入れて、組み立ててみましたが、完成に至らず失敗しました。結局、測定器もない無手勝流による技術力の低さが失敗の原因と振り返っています。どうしてもモービルハムをやりたい一心で、発売されたばかりの福山電機工業の51MHz FM車載機を、秋葉原のハム月販にて分割払いで手に入れました。


1968年7月、JMHC東京会員名簿にJA1FUYが掲載されました。柴田俊生さん(JA1OS、JA1HX)の推薦で入会が叶い、この時、白地に赤い文字でJ.M.H.C. TOKYO、 黒色で JA1FUYを刻印したコールサインプレートをいただき、憧れのJMHCの一員となりました。同時にクルマのリアウインドウに貼り付ける白地に鮮やかな赤色が映えるJMHCのステッカーも併せて購入しました。


1959年10月、モービルハムのパイオニア集団MHCの誕生から56年、JMHC東京は東京オールドと改称して活動が続き、2015年、山田豊雄会長(JA1DWI)のSKと高齢化に伴いグループの解散が横瀬薫氏(JA1AT)から発表されました。モービルハムの先駆者集団JMHCが歴史の表舞台から退場しました。(JA1FUY/NV1J) 2023/04/24





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