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コールサインプレート その2

更新日:2023年4月26日

1966年、車載無線機は真空管からトランジスタ方式へと移った頃、JMHC東京のJA1AQA渋谷氏が51MHz帯FMトランシーバーのキットを開発しました。 この頃、第1回JMHC全国大会(昭和41年(1966)8月20日、蒲郡)があり、この基板を会場へ持ち込み欲しい人を募ったところ多数の注文が集まりました。


これらキットの組み立ては市島徳一さん(JA1GNQ)*、渋谷昇三さん(JA1AQA/JA1FFY)*らが夜を徹して組み立て完成品を近藤栄一氏 (JA1AOU)*が配送していました。JMHCによるキットの頒布は基板のみと基板+パーツキットの2種類がありました。*故人


私は友人の村上昭さん(ex JA1DOU)*から基板+パーツキットを手に入れて、組み立ててみましたが、完成に至らず失敗しました。結局、測定器もない無手勝流による技術力の低さが失敗の原因と振り返っています。どうしてもモービルハムをやりたい一心で、発売されたばかりの福山電機工業の51MHz FM車載機を、秋葉原のハム月販にて分割払いで手に入れました。


1968年7月、JMHC東京会員名簿にJA1FUYが掲載されました。柴田俊生さん(JA1OS、JA1HX)の推薦で入会が叶い、この時、白地に赤い文字でJ.M.H.C. TOKYO、 黒色で JA1FUYを刻印したコールサインプレートをいただき、憧れのJMHCの一員となりました。同時にクルマのリアウインドウに貼り付ける白地に鮮やかな赤色が映えるJMHCのステッカーも併せて購入しました。


1959年10月、モービルハムのパイオニア集団MHCの誕生から56年、JMHC東京は東京オールドと改称して活動が続き、2015年、山田豊雄会長(JA1DWI)のSKと高齢化に伴いグループの解散が横瀬薫氏(JA1AT)から発表されました。モービルハムの先駆者集団JMHCが歴史の表舞台から退場しました。(JA1FUY/NV1J) 2023/04/24





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