1992年4月21日、JA1UT林義雄氏率いるグループは、ロシアのハバロフスクを訪ね、コンテスト局UZ0CWWから正式な許可を得てゲストオペレートして話題なりました。当時、参加したのはJA1UT、JA1UPA、JO3XER、JH7OHSの皆さんが、10m FMと50MHzにオンエアしました、
林義雄氏は「コンディションが余り良くなく10mFMで500局、6mで10局程度しか交信できなかった。ロシアの局は極めて友好的で日本のハムの訪問を望んでおり、沢山のJA局がロシアを訪れて運用している。」と語っていました。
この時、林氏からお土産に頂いたのが写真でお目にかけるロシア製の電鍵でした。通常は頑丈なプラスチック製のカバーに覆われていますが、そのカバーを開けると内部構造が一目瞭然、電鍵の間隙等の微調整が容易にできます。
(JA1FUY/NV1J) 2021/04/05
JA1FUYが開局したのは1960年(昭和35年)8月開局、その後初めて買った測定器がDM-800でした。DELICAやLEADER製が有名でしたが、TRIOから手ごろな価格で発売されると聞いて手に入れるのが楽しみでした。今から50年以上も前の話になります。今でも時折出して使うこともありますが、電源オンで動作に問題がありません。納戸の奥に保管しているせいもあり、コイルの端子に錆もなく新品同様の外観と機能を保っています。
定格
周波数範囲 700kHz~250MHz ±3%
Aバンド 0.7-1.7MHz
Bバンド 1.5-3.5MHz
Cバンド 3.0-7.2MHz
Dバンド 6.9-18MHz
Eバンド 18-48MHz
Fバンド 42-110MHz
Gバンド 83-250MHz
変調 1kHz(正弦波)
電源 電池(006P)
使用半導体 2トランジスタ、1ダイオード
取付可能水晶発振子型式 FT-243、HC-25U
寸法・重量 幅70×高さ155×奥行45(mm)
570g(ただし付属品含む
JA1FUY/NV1J)2021/03/29
今回も宝の持ち腐れ測定器を紹介しましょう。
ポケットサイズ・軽量・アルミ仕様、15MHz~2,700MHzと広帯域、アマチュアバンド、総てのVHF,UHF、FM放送、GPS、Wi-FiとBluetoothなどの周波数帯をカバーし、電界強度の監視などに使えます。3G Combo は単独で動作するがパソコン(Windows、MacOS版ソフトウェア)に接続してスペクトラム表示できます。本体は内蔵リチウムバッテリーで16時間持ちます。
RF Explorerは連続的に発生している電波(無変調連続波)、一定間隔に発信されるISMバンド*における監視、機器から送出される電波品質の測定、アンテナの指向性や増幅器の変更に伴う変化やノイズの解析、異なるチャンネルに移動する際の占有帯域の検出、現在値、平均値、最大値の表示に用いられます。なお、このユニットには RF ジェネレータ機能は含まれていないために、RFエクスプローラ信号発生器モデルRFE6GENを組み合わせます。
*ISMは"industry science and medical"の略で、産業科学医療用バンドと言われる。
主な仕様
周波数帯域:15~2700MHz
• 周波数スパン:112kHz - 600MHz
• グラフィックス LCD 128x64 ピクセル、屋外での優れた視認性
• PC Windows クライアントは、32 ビットと 64 ビットに対応
• 屋内可視性のためのバックライト
• 2標準SMA 50オームスペクトラムアナライザコネクタ:
o 左 SMA ポート(WSUB1G): 240-960MHz
o 右 SMA ポート(WSUB3G): 15~2700MHz
• 振幅分解能: 0.5dBm
• ダイナミックレンジ:
o 左 SMA ポート(WSUB1G): -115dBm から -15dBm まで
o 右 SMA ポート(WSUB3G): -110dBm から -10dBm
• 絶対最大入力電力(ダメージなし):
o 左 SMA ポート(WSUB1G): +5dBm
o 右 SMA ポート(WSUB3G): +30dBm
• 平均ノイズレベル(標準): -115dBm
• 周波数安定度(標準): +-10ppm
• 振幅の安定度):左 SMA ポート(WSUB1G): +-3dBm
右 SMA ポート(WSUB3G): +-6dBm
• 周波数分解能:1kHz
• 分解能帯域幅(RBW):3kHz~600kHzの自動
• CE / FCC / RoHS準拠
• 重量:225g
• サイズ:113x70x25 mm
(JA1FUY/NV1J)2021・03・22