ある朝、長年愛用のiPod touchに異変が起こりました。散歩に音楽携帯のiPod touchを持って行くため、バッテリーの充電残量をチェックする習慣があります。見るとホームボタンが陥没しているように見えます。いよいよ寿命か来たか? 気を取り直してiPod touchの回りを観察するとディスプレイが盛り上がっているように見え、どうやらバッテリーを収容している側との間に隙間ができてホームボタンが浮いているのだ! ということはバッテリーの劣化により膨らんだと推測できました。
バッテリーの交換方法はYouTubeを見て理解できたので、すぐにamazonプライムに互換バッテリー(2,080円)工具付きを注文することに、翌日の夕刻には現物が届いたので、交換方法をおさらいしてバッテリー交換に備えました。劣化したバッテリーを取り出し&組み立て作業に細心の注意を払い、外したビス等を紛失しないよう注意深く進めました。バッテリー端子の脱着に難しさを感じたものの、なんとか切り抜け交換を終えました。
一般的にバッテリー交換は修理店に予約して訪問した場合、所要時間30分前後、修理費用14,000円程度が掛かるのが相場です。それだけ出費するなら整備済みの中古品か新品への買い替えもありかもしれません。少年期に置時計を分解して父親に叱られた苦い思い出がありますが、機械好き&ラジオ好きが高じて昭和35年(1960)開局の根っからの自作好き故に自らバッテリー交換に挑戦しました。
(JA1FUY/JA1FUY) 2021/09/20


平成24年(2013)5月「電波適正利用推進員」として様々なイベントに電波適正利用に関する周知啓発等に参加しました。中でも小学生を対象とした「電波教室」はやりがいのあるもので、スライド写真を見せながら電波とは何か、電波利用の仕組みを説明した後に初歩的なAMラジオを組み立てる講習があり、多い時で25人×2日の参加があって、完成後に持ち帰る特典もあり人気を博しました。
組み立ては初めに半田ごての使い方やパーツの名称などを覚えてもらい、推進員は組み立てを見守り随時アドバイスを行います。特に半田ごてによるやけど防止に注意を払い(やけどには保険を掛かっていました。)、多くの場合、心配そうに組み立ての様子をのぞき込む親御さんの姿が見られました。 「電波教室」でNPO法人「ラジオ少年」のキットKT-16JRを使いましたが、ここに紹介するのはスピーカータイプでパネルを前面に立てた別のAMラジオキットKIT-16SP(990円)を「ラジオ少年」から個人的に手に入れたもので、送料500円が別途必要でした。出力30mWは十分な音量があり、電源は単三乾電池2本を使います。
KIT-16SPはKIT-16Jrと同じストレート式です。回路が単純なため部品点数が少なく小学生に扱いやすいよう事前にIC、TR、抵抗、コンデンサを除く電池ケース、ポリバリコンなどの部品を予め取り付けておきました。組み立てに掛ける時間が30分~1時間と短いこともあり、短時間で済ますためのやむを得ない処置としています。
なお、NPO法人「ラジオ少年」は2020年3月、一般向け通信販売を終了したと聞いています。そして、平成は29年(2017)4月「電波適正利用特別推進員」に委嘱されて、2020年、2021年はコロナ渦で活動のすべてが休止となり現在に至りました。
(JA1FUY/NV1J) 2021/09/13



某日の午後、アマゾン(プライムビデオ)のドラマを観ているときに電話が掛かってきました。以前、QTC-Japan常連筆者JA0SC吉池さんの懐かしいお声に接して驚いた次第です。というのも「移動運用における呼出符号(コ-ルサイン) 」の記事をご寄稿後10数年以上も音信不通でしたから、お元気にしておられるか案じていたところです。
夏になると子や孫10人と長野県の斑尾高原に行くのを恒例にしていましたから、上信越道の小布施PAに立ち寄った時に吉池さんを訪ねてみたいたい衝動に駆られることがありました。「突然おじゃまするのも失礼に違いない・・・・。」と思いつつ実行に至らず時が過ぎて行きました。
「旧ウェブサイトの復活を喜んでいます。ありがとう。」 お声は弾んでおられました。旧ウェブサイトの「JA0SCアーカイブ」に吉池さんの記事が多数収録されていることもあり、このたびの復活を殊の外喜んでいただけたようです。もちろん氏の著作「アマチュア版私の履歴書」は新生QTC-Japanのアーカイブにも収録済みですが、多くの記事は閲覧できない状況にありました。「お元気ですか?」の問いかけに「90歳になりました。」とても張りのあるお声でした。
電話の後に余韻に浸りたくて吉池さんの動画「Video Stream XX9TSC 」を開いて当時のご活躍を鑑賞しました。上映9分50秒、自ら撮影・編集されたものです。見ごたえあります。URLはhttps://www.qtc-japan.net/2001/ ご覧になるにはID qtcjとパスワード @8873qtcj が必要です。
余談ですが、直木賞作家の佐藤愛子先生の「90歳何がめでたい」(小学館2016年初版)を読み始めたところなので、90歳というワードについ反応してしまいました。そして「九十八歳。戦いやまず日は暮れず」(小学館2021年8月初版)最後のエッセイ集を著して筆をおかれました。ちなみに作家で文化勲章、権大僧正の瀬戸内寂聴先生は99歳(1922年5月)の長命で知られています。
(JA1FUY/NV1J)2021/09/02
