●6免許人 無線設備共用
山中湖村・山荘 1kW局変更検査に合格!
キロワットグループ / JA1ZNG
2009年10月23日午前、山梨県南都留郡山中湖村の山荘において、関東総合通信局・無線通信部陸上第三課のI 総務事務官とK総務技官による1キロワット変更検査を受けました。今回、無線設備共用の形で6局が同時に免許状を手にしたのは、JH1VVW、JA1FUY、JA1IFB、JA1KJW、JA1XVY、JF1GUQの6人でした。
検査手数料は国が直接行うため1,941円 (6免許人が同時に受験する場合)で、内訳は基本7800/6=1,300円 変更装置1台3,850/6=641円、100ワット固定局から1キロワット(設備共用)に変更した費用が驚くほど安くなりました。
検査実施までの手順は(、国の検査を希望する場合)、
1.試験電波発射届の提出 2.工事完了届の提出 3.工事完了届と同時に「アマチュア局検査申込書」 を提出しました。
免許人は全員1アマ(内Extra 級5名、General級 1名)で、4アマ・3アマ・2アマ/エクストラ級による申請者はいません。因みに5名のARRL/VEC VEを含みます。
前列左から JA1XVY、JA1IFB、JA1KJW、JA1FUY 後列左から JH1VVW、JF1GUQ
検査は12時30分ごろに終了、ビールと麦茶でキロワット局の落成を祝いました。なお、免許されたバンドは、1910kHz、3537.5kHz、3798kHz、7100kHz、10125kHz、14.175kHz、18118kHz、21225kHz、24940kHz、28.85MHz、1kW、52MHz 100Wとなっています。
「キロワットの威力を感じるコンテストでした。特に7MHz帯でのSSBキロワットは凄いですね、はじめて7MHz帯でEUとSSBで 交信できて感動しました」 JA1KJW
「 CQWW SSBの戦果として、JA1KJW、JA1IFBが合計8時間運用して399局、5大陸〈アフリカは残念)、51カントリー、24ゾーンで した。」 JA1IFB
「 この設備をどれだけ使うか・・・これが今後の課題です。 アマチュア無線の楽しみ方は色々で楽しい。設備を整えて1KWの免許を取得して・・・」 JH1VVW
「変更検査に しばし緊張しましたが、大変楽しい2日間でした」 JA1XVY
と落成検査後の感想をこもごもに語っていました。
JF1GUQは申請書類の作成と提出、無線設備のレイアウト、アクセサリーの製作などを担当しました。
IC-7600にダミーロードを接続して送信出力を見ているところ op.はJA1KJW
I事務官に促されて交信しているところ op.はJA1KJW
山中湖村山荘 無線局設備変更工事落成
2009年9月19日~23日の長い連休を利用して山梨県山中湖村の6人による共有キロワット局の工事落成を済ませました。山中湖の旭日丘交差点から御殿場方向へわずかに入ったところに知人の別荘があり、ここを「キロワットの館」に改造するべく免許人6人による樹木の伐採など環境整備を行い、広い敷地を利用した1.9MHzフルサイズ・ダイポールアンテナなどをを設置しました。
山中湖村から眺めた富士山
給電点は高さ20mあろうかという赤松の小枝に引っかけてワイヤーを片側約40mを引きまわしてSWR1.1に収まりました。 続いて10/18/24MHz帯のいわゆるWARCバンドアンテナを建立、14/21/28MHz帯 HB9CVの同軸ケーブルを5D2Vから8DFWに取替、そしてSWRの測定、室内引き込み穴の増設、144/430/1200MHz帯GPの新設、テレビ、ラジオ、テレホン、暖房機 & ふろ給湯器への障害の有無をチェックしました。
左からJA1FUY JF1GUQ JA1KJW JA1XVY JA1IFB JH1VVW(シャックにて)
免許人は全員1アマ(内Extra 5名、General 1名)、いわゆる4アマ・3アマ/エクストラによる申請はいないことを特記しておきます。因みに5名のARRL/VEC VEを含みます。 無線設備はIcomの新鋭機IC-7600とリニアアンプIC-4KLの組み合わせです。設備変更工事を終えて落成届を連休明けに提出する段取りになりました。(JA1FUY/NV1J)
WARCバンド・アンテナの建立に必要な空間を確保するためのきこり作業に没頭!
アンテナのスペシャリストが1.9MHzの給電点確保のためにチェンソーを使っている
1.9MHz~28MHz各バンドのSWRを測定しているJF1GUQ
赤松の小枝に掛けた1.9MHzの給電点
赤松の小枝に掛けた1.9MHzの給電点