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ASUS VivoBook 15 OLED K513EAで作る

持って歩ける映像サーバー

黒が締まる有機EL FHDパネルを搭載

by Takashi Hioki. JF1GUQ / KA8J

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販売直後(2021年10月)のASUSノートパソコンVivoBook 15 OLED K513EAを通販サイトAmazonブラックフライデーセールで購入(79,800円)しました。目的は黒が締る有機ELパネルのノートパソコンに大容量ハードディスクを追加して ”持って歩けるビデオサーバー” を作ること。15インチフルハイビジョン(1,920×1,080ドット)パネルを搭載し、Core i5-1135G7で必要かつ十分な処理能力を持つニューモデルをさっそく分解してみましたのでご覧に入れます。

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底面のネジを外して爪が噛みこんでいる底面を引きはがせはK513EAの内部が現れる左下が2.5インチHDD(SSD)の搭載スペース

■主要スペック

OS:        Windows 10 Home
CPU:         Core™ i5-1135G7 プロセッサー
グラフィックス機能:Intel Iris Xᵉ Graphics
ディスプレイ:    15.6型 OLED (有機EL) 
1,920×1,080ドット (フルHD), グレア
メインメモリ:    8GB DDR4-2666
記憶装置:    SSD 512GB
インターフェース:
USB3.2 (Type-A/Gen1) ×1
USB3.1 (Type-C/Gen1) ×1 ※
USB2.0 ×2
HDMI ×1
マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック×1
103キー日本語キーボード
92万画素Webカメラ内蔵
IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax
Bluetooth® 5.1
消費電力:    最大約65W
質量:        約1.8kg
サイズ (突起部除く):幅359.8mm×奥行き235.3mm×高さ18.6mm

 

このスペックの内、容易にアップグレード(追加)できるのはRAMモジュールとSSD。そして同型他モデルにあり、本機には未搭載の内蔵HDD(SSD)搭載スペースに接続キット(1,500円)を別途購入することで、2.5インチ7mm厚の2TBのハードディスクドライブを追加することが出来ました。

RAMを増設する場合は現在、ソケットに装着されている4GBメモリを取り外し、同じ規格の8GBまたは16GBのモジュールと交換し、マザーボード上の4GBと合わせて12GBもしくは20GBとすることも出来ますが、ビデオサーバー用途なので今回はこの部分に手を付けずに置きます。
 

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2.5インチHDD(SSD)を空きスペースに搭載するためのキット(1,500円)。固定用ゴムブッシュと接続コネクターとフレキシブルケーブルが含まれる

上記キットに加え、Seagate Barracuda 2.5" 2TB 内蔵ハードディスク(7,980円)を用意し、内部スペースに装着しました。HDD選定にあたってはビデオデータ保存が目的ですからアクセス速度は速い必要が無く、容量が大きいほどたくさん持ち運べますから、その観点から選択するとこのモデルに落ち着きました。気を付けるポイントとしてはHDDの厚みです。7mmを超えると収まりきらなくなりますから、注意します。

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本来は空きスペースであるHDD(SSD)の搭載予定地に、2TB HDDを組み込んだところ

底ケースを取り付ける前に仮に組み立てた状態で慎重に電源を入れてみます。スタートから「ディスクの管理」を起動して、新品のHDDをマウントします。その場合の注意点は「MBR」ではなくて「GPT」を選びます。

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MBRではなくてGPTを選ぶポイント

ディスク0に追加した2TB HDDが登録されますからクイックフォーマットしてDドライブに割り当てます。

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工作が必要なポイントは以上です。底パネルを元通りに装着して、大容量ビデオサーバーが完成しました。

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本機は国内向け製品ですから日本語キーボードが搭載されています。エンターキーの縁取りが最近のモデル共通のデザインのようです。

Windows11アップグレード対象商品ですから、初期設定でWindows10で使用するか、11にアップグレードするか選択画面が出ますので、私は11を選びました。


2TBはビデオデータを長期保存するのに十分な容積ですので、当分このマシンで楽しむことが出来そうです。想像していた通り有機ELパネルの発色は綺麗で、特に夜間のシーンでのくっきり輪郭が表現されるところに魅了されます。

9万円弱の投資で、数年前には考えもつかなかった「持って歩けるビデオサーバー」が完成しました。

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本機の仕様とWindowsのバージョン

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