top of page

国境の島運用記(1)
全郡からのQSLカードが、残り1枚、長崎県上県 郡を残すのみ・・・

対馬4町の移動運用

対馬4町の移動運用
32.jpg

■第1日目 体力が続く限り運用する

対馬には福岡から空路で向かうことにしました。JH1VVW 石井さんは早朝より福岡で仕事があり、ひと仕事を終えてスーツ姿で対馬行きの空港ロビーに。JF1GUQは自宅から福岡空港に向かい、そこで合流しました。福岡空港から対馬は40分で到着。時間は午後4時30分。まだ日は沈んでいません。


すぐにレンタカーに乗り換えて、運用場所である白水(しろず)旅館を目指します。 この旅館は事前にJA6VAG 小田さんがロケーションを検討してくださり、アンテナの設置の交渉まで済ませていただいたという、私たちにとっては最高の運用環境でした。


さっそく裏庭を借用して暗くなる前に7MHzの逆Vをこいのぼりに使用する木に結びつけた滑車で、スルスルと引き上げ、持参した5mのアルミポールを使って適当なループアンテナを仮設しました。 2局で同時に運用できるように、それぞれICOM IC-706MK2GM+AH-4とYAESU FT-100Mを用意し、アンテナも2本設置しました。

そして海の幸がふんだんに盛り付けられた夕食をいただき、いよいよ運用開始です。 着実にQSO数を伸ばしながら、体力の続く限り運用し、第1日目の運用は終わりました。多くの方に「上県郡は初めてです」とか、「峰町(みねまち)ファーストです」という声を掛けていただき、気を良くして眠りにつくことができました。


■第3日目(最終日) サザエのつぼ焼きでハム談義

空港までの途中で豊玉町をサービスしようと考えていたのですが、急遽回れるところならその他の町も行ってみようということになりました。 この日の夕食時にJA6VAG小田さんが訪ねてきていただき、アイボールQSOに。

差し入れとしてサザエをご持参いただき、つぼ焼きに舌鼓を打ちながら、ハム談義を楽しみました。サザエでお腹がいっぱいになったのは初めての経験です。SSTVの話、コンピュータログの話と、話題は尽きません。

小田さんはFBなアンテナをお持ちですので、IOTAで対馬が必要な方はぜひSSTVの運用周波数をワッチしてみてください。きっとQSOがかなうと思いますよ。 第3日目 運用最終日です。朝からアンテナを撤収しながら、次の運用地でも使用できるように装備を整えます。

旧知のJA6VAG小田さん(左)がサザエを差し入れてくださいました。この日は深夜までラグチューを楽しんでいましたので、QSOは若干少なくなりました。

まずは隣町の上県町まで車を走らせることに。道路標識と地図で場所を確かめながら、旧道の山道にちょうど良い運用場所を確保しました。立ち木にワイヤーをはわせ、AH-4は地面に置いて運用しましたが、十分強い信号でたくさんのQSOが聞こえます。 次の目標値は上対馬町です。上県郡は先の峰町、上県町、上対馬町の3町で構成されていますから。


上対馬町で運用すれば、上県郡内の全ポイントは制覇したことになります(ちょっと大げさかな?)。 なるべく近いところを探しながらダムとゴルフ場を抜けて、見つけた場所が大きなカーブの遊休地。さっそく手馴れた仮設アンテナを張って、3町目も終了。これで空港に向けて飛ばすことができます。

bottom of page